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お知らせ一覧


自爆営業はパワハラになり得る――指針見直しで問われるノルマ管理のあり方
職場におけるパワーハラスメントの考え方は、時代の変化とともに、より明確で厳格な運用へと向かっています。 厚生労働省はパワハラ防止指針の見直しにあたり、従業員がノルマ達成などのために自社の製品やサービスを不本意に買い取らされる、いわゆる「自爆営業」について、一定の要件を満たす場合にパワーハラスメントに該当し得る行為として位置づける改正案を示しています。 自爆営業が指針上の整理として明確になることで、「個人の自発的な協力」と「組織による不当な圧力」の線引きを、より具体的に考える材料が増えることになります。 自爆営業は、古くから小売、郵便、保険など一部の業界で、半ば慣習のように見過ごされてきた側面があります。 しかし、自分の給与を削ってまで自社製品を購入し、見かけ上の売上を作る行為は、本来の健全な経済活動とはかけ離れています。 こうした不健全なノルマ管理が、生活を圧迫し、精神的な健康を損ない得る問題であることを、職場のハラスメントという観点から整理し直す動きが進んでいると言えます。 もっとも、指針に明記されるからといって、自爆営業に関するすべての場面が
Takashi Fukunaga
1月20日読了時間: 3分


国保の納付状況が在留審査へ――2027年開始に向けた「見える化」と実務の注意点
日本で暮らす外国人住民の方々にとって、在留資格の維持は生活の根幹に関わる最優先事項です。 その在留審査に関して、国民健康保険(国保)の保険料の納付状況を、更新や変更の審査で活用していく仕組みづくりが進められています。 これまで国保の納付情報は自治体ごとに管理され、入管の審査と直結しにくい面がありました。 今後は、システム改修を通じて、国保の収納情報等を入管庁に連携し、在留審査時に活用できるようにする方針が示されています。 開始時期としては、令和9年6月(2027年6月)からの運用開始に向けて準備が進んでいる、という整理です。 あわせて、納付を求める動きはすでに前倒しで進みつつあります。 報道では、海外からの転入者を対象に、自治体の判断で最大1年分の保険料を一括で前払いしてもらう仕組みを、2026年4月から導入可能とする方向が伝えられています。 この方針の背景には、持続可能な社会保障制度の維持と、日本人を含めた全ての住民の間での公平性を確保するという目的があります。 国保の保険料を納めないまま在留を続ける、あるいは納付の働きかけに応じない場合に、在
Takashi Fukunaga
1月19日読了時間: 2分


冬の陽だまりに咲くロウバイ
昨日は少し足を伸ばして、ロウバイを見に出かけてきました。 冬枯れの景色の中で、鮮やかな黄色い花が青空に映えて、とても美しい光景でした。 ロウバイは、冬の寒さの中で咲く貴重な花です。 梅という名前がついていますが、実はロウバイ科の植物で、梅とは別の仲間なんですね。 蝋細工のような質感の花びらが特徴で、光に透けると本当にきれいです。 山の斜面に植えられたロウバイの木々が、ちょうど見頃を迎えていました。 まだ葉が出る前の枝に、黄色い花だけがたくさん咲いている様子は、まるで花が宙に浮いているようです。 近づいてみると、ロウバイ特有の甘い香りがふわりと漂ってきます。 この香りも、ロウバイの大きな魅力のひとつですね。 遊歩道を歩きながら、いろいろな角度からロウバイを眺めることができました。 青空をバックに見上げる花も素敵ですし、木全体を眺めて黄色い花の広がりを楽しむのもいいものです。 太陽の光を浴びた花びらは、蝋のような質感で輝いていました。 まだまだ寒い日が続きますが、こうして冬に咲く花を見ると、春の訪れが少しずつ近づいているのを感じます。...
Takashi Fukunaga
1月18日読了時間: 2分


法定休日の「特定」で変わる実務――割増賃金と勤怠運用のリスクを減らす
労働環境の透明化が進む中で、法定休日をあらかじめ「特定」しておくべきだという方向性が強まっていることは、一見すると事務的な話に見えますが、実は現場の働き方や給与計算に直結する重要な論点です。 現在、多くの企業では週休2日制が定着していますが、法律で定められた「週に1日」の法定休日が具体的にどの日を指すのかを、就業規則等で明確に定めていないケースも少なくありません。 土曜日と日曜日のどちらが法定休日なのかが曖昧なままだと、休日出勤が発生した際の割増賃金の判断や勤怠処理が複雑になり、意図しない未払い賃金や運用トラブルにつながりやすい、という背景があります。 法定休日をあらかじめ特定しておく最大のメリットは、労使双方にとっての「予測可能性」が高まることです。 労働基準法では、法定休日に労働させた場合、35%以上の割増賃金を支払う必要があります。 そのため、どの日が法定休日なのかが明確であれば、休日労働の割増判断や給与計算のミスを未然に防ぎやすくなります。 また、働く側にとっても、自分の休日がどのように扱われるのかが明確になり、権利関係の見通しが立ちやす
Takashi Fukunaga
1月16日読了時間: 3分


無形資産への投資で実現する「スマートな生産性向上」
労働生産性の向上と聞くと、つい国全体の経済指標や国際競争力といった大きな話を連想しがちですが、その本質はもっと身近な、日々の仕事の進め方や職場の環境の中にあります。 今の時代、単に働く時間を長くしたり、人手を増やしたりするだけでは、生み出せる付加価値には限界が見えています。 そこで重要になるのが、工場や機械といった目に見える設備ではなく、目に見えない「無形資産」への投資です。 無形資産には研究開発やブランド、知的財産など幅広い要素が含まれますが、ここでは特に、従業員一人ひとりのスキルアップや、日常的に使うソフトウェアの使い勝手、そして社内の風通しの良さや情報共有の仕組みといった、現場の「地力」を底上げする取り組みを指します。 例えば、最新のデジタルツールを導入したとしても、それを使いこなすための教育や、今の業務フローに合わせた細かな調整を怠れば、宝の持ち腐れになってしまいます。 ツールという形あるもの以上に、それを活用する人の習熟度や、無駄な手続きを省くための組織的な工夫といった目に見えない資産こそが、実質的な生産性を左右するのです。...
Takashi Fukunaga
1月15日読了時間: 3分


多様化する働き方に応える――2026年の雇用管理は「柔軟性」が鍵
2026年を迎え、私たちの働く環境はかつてないほどのスピードで変化を続けています。 かつてのような画一的なキャリア観は薄れ、一人ひとりが自身のライフスタイルや価値観、そして人生のステージに合わせて働き方を選択する流れが一層強まっています。 労働力不足が慢性化する中で、企業が持続的に成長していくためには、こうした多様化する就業意識を正しく理解し、それに応えるための柔軟な雇用管理を構築することが、重要な経営課題となっています。 現代の働く人々が求める「働きやすさ」の中身は、多層的です。 育児や介護といった家庭の事情との両立はもちろんのこと、副業を通じた自己実現や、リスキリングのための時間の確保、あるいは自身のメンタルヘルスや体調に合わせた緩やかな働き方など、そのニーズは多岐にわたります。 これまでの「決まった時間に、決まった場所へ集まる」という固定的な労働モデルだけでは、採用競争上不利になりやすく、定着の面でも課題が生じやすいのが実情です。 こうした状況下で企業に求められるのは、従来の就業規則の枠組みを超えた、一人ひとりに寄り添う制度設計です。...
Takashi Fukunaga
1月14日読了時間: 3分


企業年金の「見える化」が進む――事業報告の電子化と情報開示のこれから
厚生労働省は、企業年金制度の透明性を高め、加入者や求職者が制度の内容を比較検討しやすくする「見える化」を推進しています。 その一環として、確定給付企業年金(DB)については、事業及び決算に関する報告書の提出方法を見直し、オンライン提出を原則とする方向が示されています。 制度上は、令和9年6月1日以降を決算日とする報告書からオンライン提出が求められる整理です。 一方で、確定拠出年金(企業型DC)については、すでに業務報告の電子的な提出が運用されています。 そのため、制度によってデジタル化の進捗や位置づけが異なる点には留意が必要です。 この改革の背景には、人的資本経営への関心の高まりがあります。 企業年金は従業員にとって重要な資産形成の手段であり、企業にとっては採用・定着の面で大きな付加価値となります。 報告情報がデジタルで扱いやすくなることで、制度の姿が見えやすくなり、企業年金の位置づけがこれまで以上に意識される場面が増えていくでしょう。 また、厚生労働省は、報告書に記載される事項のうち一定の情報について、開示の方法や項目を検討しながら整備していく
Takashi Fukunaga
1月13日読了時間: 2分


お姉ちゃんの「二十歳の記念式典」と、久しぶりの再会
1月11日、お姉ちゃんが二十歳の記念式典に参加しました。 朝からどこかそわそわしていて、出かける前の表情も、少し緊張しながらも楽しみにしているのが伝わってきました。 式典のあとは、中学時代の同級生たちと母校へ行ったそうです。 先生を交えて交流したり、写真を撮ったりしたとのことでした。 母校という場所は、それだけで当時の記憶を呼び戻してくれるものですよね。 普段は思い出さないような出来事まで、ひょいと顔を出してくるから不思議です。 夜はそのまま同窓会へ行きました。 帰ってきてから聞いた話では、懐かしい面々と久しぶりに会えて、話に花が咲いたそうです。 気づけばしゃべりっぱなしで、「喉が痛い」と笑いながら言っていました。 そんな一言が、楽しかった証拠そのものだなと思います。 4月からは、お姉ちゃん自身が県外で就職する予定です。 同窓会の席でその話をしたかどうかは分かりません。 ただ、節目の時期に、たくさんの同級生に会えたこと自体が、きっと嬉しかったはずです。 これから環境が変わっていく前に、「変わらない関係」を確かめられる時間になったのではないでしょう
Takashi Fukunaga
1月13日読了時間: 2分


在留外国人の過去最高更新と企業実務――社会保険・労務管理で押さえるポイント
出入国在留管理庁の公表資料によれば、日本国内に在留する外国人の数は、2025年6月末時点で395万6,619人となり、過去最高を更新しました。 日本の総人口が減少を続ける中で、在留外国人が占める割合は着実に高まり、労働市場や地域社会を支える存在としての重要性が一段と増しています。 特に、人手不足が深刻な建設、介護、製造業などの現場では、就労目的の在留資格で働く方々の存在感が高まっています。 在留資格別の統計を見ても、「技術・人文知識・国際業務」など一定の規模を持つ区分があり、受入れの裾野が広がっていることがうかがえます。 外国人労働者の受け入れが進む中で、企業実務としてまず正しく理解しておくべきなのが社会保険の適用ルールです。 日本の社会保険制度は国籍を問わず、加入要件を満たす労働者に適用されます。 正社員と同様の勤務形態で働く場合はもちろん、パート等でも「正社員の所定労働時間・日数のおおむね4分の3以上」であれば、健康保険・厚生年金の適用対象となります。 さらに、いわゆる短時間労働者の適用拡大では、2024年10月から従業員数51人以上の事業所
Takashi Fukunaga
1月9日読了時間: 3分


国民年金の産前産後免除と前納保険料の還付――第1号被保険者が押さえる実務ポイント
国民年金の第1号被保険者である自営業者やフリーランスの方を対象とした、産前産後期間の保険料免除制度では、すでに前納した保険料の取扱いが実務上の重要ポイントになります。 この制度は次世代育成支援の観点から設けられており、出産予定日または出産日の属する月の前月から4か月間、国民年金保険料が免除されます。 多胎妊娠の場合は、出産予定日等の3か月前から6か月間が対象となります。 この免除期間は単なる未納とは異なり、将来の老齢基礎年金の計算上「保険料を全額納付した期間」として扱われます。 国民年金保険料は前納により割引が受けられますが、前納した期間の中に産前産後免除期間が含まれる場合、免除期間に該当する定額保険料は「過誤納」となり、原則として還付の対象になります。 ただし、未納期間があるときは、過誤納金が未納分に充当されたうえで、残額が還付される取扱いとなることがあります。 手続きとしては、原則として住民登録のある市区町村の国民年金担当窓口に「産前産後期間の免除届」を提出します。 届出は出産予定日の6か月前から可能で、出産後に届出することもできます。...
Takashi Fukunaga
1月8日読了時間: 2分
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