賃上げを考える中小企業に。業務改善助成金は今こそ確認したい制度です。
- Takashi Fukunaga
- 15 分前
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人手不足や物価高が続く今、賃上げは多くの中小企業にとって避けて通れないテーマになっています。
ただ、賃金を上げたくても、すぐに負担だけが重くなるのは不安です。
そんなときに確認しておきたいのが、業務改善助成金です。
この助成金は、事業場内で最も低い賃金を一定額以上引き上げたうえで、生産性向上につながる設備投資などを行った場合に、その費用の一部を助成する制度です。
単に賃上げを求めるだけではなく、賃上げしやすい環境づくりを後押しする仕組みになっています。
たとえば、POSレジの導入や業務ソフトの活用、機械設備の導入、人材育成のための研修なども対象になり得ます。
人手に頼っていた仕事を少し効率化できれば、その分を賃上げにつなげやすくなります。
賃上げのために、まず働き方を見直す。
この制度は、そんな発想に合った支援策です。
なお、よく「最大9割補助」と紹介されることがありますが、現時点で公表されている令和7年度の案内では、助成率は事業場内最低賃金に応じて4/5または3/4です。
また、30人未満の事業者は、助成率そのものより、助成上限額の面で手厚い取扱いがあります。
令和8年度については、助成率区分の見直しやコースの再編、対象の拡充などが示されています。
今後の制度の動きにも目を向けておきたいところです。
もう一つ大切なのは、この助成金が基本的に後払いだという点です。
先に計画を立てて申請し、交付決定を受けてから取り組みを進め、その後に実績報告をして支給される流れです。
そのため、活用するときは資金繰りもあわせて考えておきたいところです。
賃上げは、ただ苦しい出費というだけではありません。
人を確保し、働き続けてもらうための大切な投資でもあります。
業務改善助成金は、その一歩を後押しする制度として、一度は確認しておきたい制度です。

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