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現場の安全を守るリーダーたちへ。「令和7年度 安全優良職長厚生労働大臣顕彰」の受賞者が決定しました。

  • Takashi Fukunaga
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

厚生労働省より、建設業や製造業などの現場において、優れた安全指導力を発揮している「職長」を称える「安全優良職長厚生労働大臣顕彰」の令和7年度の受賞者が発表されました。

この顕彰制度は、高い技能を持ちながら、部下の安全衛生教育や指揮監督において模範となる職長(現場リーダー)を国が直接評価するものです。

人手不足が深刻化する昨今の産業界において、現場の安全を守りながら生産性を維持することは容易なことではありません。

そのような中で、長年にわたり無災害を継続し、適切なリスクアセスメントや安全指導を実践しているリーダーの存在は、企業の宝とも言えるでしょう。

今回の公表は単なる受賞者の発表にとどまらず、すべての企業に対して「現場の安全管理能力」の重要性を再認識させるメッセージでもあります。

労働災害の多くは、不安全な行動や設備の不備だけでなく、現場でのコミュニケーション不足や指揮命令系統の曖昧さから生じることが少なくありません。

だからこそ、現場の最前線に立つ職長が、正しい知識とリーダーシップを持って部下を導くことが、災害防止の最後の砦となります。

企業の人事労務担当者や経営者の皆様におかれましては、今回のニュースをきっかけに、自社の現場リーダーに対する教育体制や評価制度を見直してみてはいかがでしょうか。

「職長教育」の実施状況を確認するだけでなく、安全活動に熱心な従業員を社内で表彰するなど、モチベーションを高める仕組みづくりも効果的です。

安全で働きやすい職場環境は、一人のカリスマではなく、現場の一人ひとりの意識と、それを支えるリーダーの行動によって作られます。

次年度の安全衛生計画を検討するこの時期に、ぜひ「人づくり」の視点を取り入れてみてください。

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