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令和8年4月に変わる「ターンアラウンド年金請求書」。手続きの入口が、もっと分かりやすくなる。

  • Takashi Fukunaga
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

年金の受給が近づくと、日本年金機構から「年金請求書(事前送付用)」が届きます。

これは受給開始年齢に到達するおおむね3か月前から送付されるもので、氏名や住所、年金加入記録などがあらかじめ印字された形で届くのが特徴です。


この事前送付用の請求書一式は、一般に「ターンアラウンド年金請求書」と呼ばれます。

そして令和8年度は、男性の支給開始年齢の引上げが完了することを契機に、制度説明や記入方法の分かりづらさ、手続きの煩雑さを減らす目的で、このターンアラウンドの請求書や同封リーフレットを見直す方針が示されています。

様式変更の予定時期は、令和8年4月です。


この見直しの狙いは、難しいことを増やすことではありません。

むしろ逆で、年金請求の入口で迷いにくくすることです。

「どこに何を書けばよいか分からない」。

「自分に必要な書類が結局どれか分からない」。

こうしたつまずきどころを減らし、手続きの往復や差し戻しの負担を小さくする方向の改善だと整理できます。


ターンアラウンドの強みは、最初から“その人向け”に作られた案内一式として届く点にあります。

必要な書類がまとまって届き、記入の出発点が揃うだけでも、心理的なハードルは下がります。

令和8年4月の見直しでは、この「案内の分かりやすさ」と「記入の迷いにくさ」をさらに強める方向が示されています。


もう一つ、手続きの景色を変えているのが電子申請です。

老齢年金の電子申請では、マイナポータルから進み、ねんきんネット上の申請画面で、既に保有している情報があらかじめ表示された状態で手続きを進める流れが説明されています。

電子申請の対象者には、ターンアラウンド形式の老齢年金請求書にリーフレットを同封して周知する、といった運用も示されています。


紙で出す人にも、電子で出す人にも共通して大事なのは、「初回の請求で迷いを減らすこと」です。

年金は、受給が始まると生活に直結します。

だからこそ、請求の入口が分かりやすく整えられることは、地味ですが効き目が大きい改善です。


令和8年4月のターンアラウンド見直しは、年金手続きを「できる人だけがスムーズにできるもの」から、「誰でも一定の質で進めやすいもの」へ近づける動きだと言えます。

届いた一式を前に立ち止まってしまう人が減り、必要な確認が必要な順番で進む。

その当たり前を支えるための、現実的なアップデートが進もうとしています。

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