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高齢者の就業率が22年連続で上昇?高齢社会白書に見る働くシニアの現状と意欲

Takashi Fukunaga
11 分前
読了時間: 2分

政府が6月12日に公表した「令和8年版高齢社会白書」によると、高齢化が進む日本において、高齢者の就業率が22年連続で上昇していることがわかりました。

具体的には、65歳から69歳の就業率が54.5%、70歳から74歳で36.2%、さらに75歳以上でも12.6%に上っています。

少子高齢化に伴う人手不足が深刻化する中、60代後半以降も働き続けることが珍しくない状況となっている様子が伺えます。


こうした就業率の上昇を背景に、日本の労働力人口に占める高齢者の割合も拡大しており、65歳から69歳では56.1%、70歳から74歳で36.7%、75歳以上でも12.7%を占めています。

就業者数を産業別に見ると、最も多いのが「卸売業・小売業」の131万人でした。

次いで「医療、福祉」が122万人、「サービス業」が108万人と続いています。

特に「医療、福祉」分野における高齢就業者は10年前から64万人増加して約2倍に達しており、シニア世代の働き手が現場を力強く支えている現状が示されています。


また、高齢者側の意識に着目しても、就労に対する意欲の高さが際立っています。

調査では、65歳以上の39.6%が「収入を伴う仕事をしたい(続けたい)」と回答しました。

この数値はアメリカの24.3%、ドイツの19.8%、スウェーデンの19.1%などを大きく上回っており、日本で働くシニア層の意欲が他国に比べて高い水準にあることが表れています。

収入を得ることや健康維持、社会とのつながりなど、さまざまな理由から就労を希望する高齢者がいることが分かります。


労働力不足に悩む企業にとって、就労意欲が高く経験豊富な高齢者は貴重な戦力です。

しかし、単に雇用を延長するだけでなく、体力や健康面に配慮した勤務体制の構築や業務負担の軽減、評価制度の見直しなど、高齢者が安心して能力を発揮できる環境整備が不可欠です。

シニア世代の積極的な活躍を後押しする制度づくりを進めていくことが、今後の持続可能な組織運営や経済の活性化において重要になると考えられます。

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