「もっと働きたい人」は少数派?労働時間を増やしたい労働者は1割にとどまる
- Takashi Fukunaga
- 13 分前
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人手不足が続く中で、「もっと働きたい人に働いてもらえばよい」という考え方を耳にすることがあります。
しかし、労働者側の意識を見ると、必ずしもそう単純ではないようです。
厚生労働省が公表した「働き方改革関連法施行後5年の総点検」では、労働時間を増やしたい労働者は約10.5%にとどまりました。
一方で、労働時間はこのままでよいと答えた人は約59.5%、減らしたいと答えた人は約30.0%でした。
つまり、多くの労働者は、今より長く働くことを望んでいるわけではありません。
労働時間を増やしたい理由としては、「たくさん稼ぎたいから」が最も多く、残業代がないと家計が厳しいという回答もありました。
これは、長く働くこと自体を望んでいるというより、収入を確保したいという思いが背景にあるとも考えられます。
会社としては、人手不足への対応を残業時間の増加だけで解決しようとすると、従業員の負担感が高まりやすくなります。
特に、労働時間を減らしたいと考える人が3割いることを踏まえると、長時間労働を前提にした職場づくりは、採用や定着の面でも不利になる可能性があります。
これからは、単に労働時間を増やすのではなく、限られた時間で仕事を進められる仕組みづくりが重要になります。
業務の見直し、デジタル化、役割分担の整理、会議や報告の簡素化など、できることは少なくありません。
働く時間を増やすことよりも、働きやすさと生産性を高めることが、人手不足時代の現実的な対応といえます。

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